オルソケラトロジー治療の流れ

1.オルソケラトロジー治療前のカウンセリング

オルソケラトロジーの治療がどのようなものか、治療期間や費用はどれくらいになるか、どのようなケアが必要かなど、事前にカウンセリングと説明を受けます。

2.オルソケラトロジー適応検査と説明

オルソケラトロジー適応検査では、大体以下のような各種検査を行い、オルソケラトロジーに適合しているか否かの判断を下します。

●問診/病歴

●オートレフの検査(角膜曲率及び屈折検査)

●裸眼視力測定(眼鏡、コンタクトレンズをお持ちの方は持参するとよい)

●角膜形状解析検査(トポグラフィー)及び特種検査

オルソケラトロジー治療の流れ●スリットランプ検査(細隙灯顕微鏡検査)(水晶体や硝子体液、網膜、視神経など観察)

●眼底、涙液検査、前眼部検査

●眼圧検査

●角膜内皮細胞検査

その際、眼に何らかの病気が発見された時は、その病気を先に治療します。

検査の結果によっては、オルソケラトロジー治療後に期待できる裸眼視力が、希望の視力より格差がありすぎる場合は、オルソケラトロジー治療には適していません。

また、治療期間中は一定時間以上の連続したレンズ装用が好ましいので、6時間以上の睡眠時間をとる必要があります。ですから、仕事・受験勉強など何らかの理由(で徹夜や不規則な睡眠が続く時期には、治療効果を得られないばかりか無駄な出費となってしまう可能性がありますので、治療開始を避けた方が良いでしょう。

3.テストレンズ装用

まず、オルソケラトロジー用のテストレンズを装用し、 取扱説明、装用説明を受けて、テストレンズを装用し、効果が現れるかどうか観察します。

4.テストレンズ装用後の各種検査

最適なフィッティング(装用状態)のレンズを大体1〜2時間程装用し、装用感とある程度の視力向上を体験してみた後に再度、視力・角膜形状の検査、フィッティングといった各種検査を行います。

検査の結果に問題がなければ使用可能となります。

5.レンズ注文、装用開始

検査の結果、使用可能となった場合、患者さんにフィットしたオルソケラトロジーレンズを処方し、レンズを注文します。

ここまでの検査に最も時間を要し、大体2〜3時間かかります。

6.オルソケラトロジーレンズのお渡し

オルソケラトロジー治療の流れ一人ひとりの目に合ったレンズを作成には、大体2週間程度かかり、後に取りに行きます。最初のレンズを受け取ってから3日間装用した後に検査し良好な視力改善が得られたら、このレンズでオルソケラトロジー治療を開始することになります。

またこの際、視力改善が不十分な場合や自覚症状が強い場合はレンズを順次交換します。

治療当初はレンズを外した後の視力を保つ時間が1〜4時間程度と短いため、車の運転は控えた方が良いでしょう。

1週間後にはレンズ装用に慣れ、ある程度の視力改善が見込まれますので、この時にオルソケーを最後まで行うかどうか相談し、判断します。

7.矯正期間と定期検診 レンズ装用1週間〜3か月

オルソケラトロジー夜の就寝時にレンズ装用し、日中ははずして裸眼で見るというパターンを目指し、経過観察を行います。

レンズを外した後の視力が安定するためには、早い人で1週間、通常1ヵ月ほどを要します。この段階でも視力が安定しなかったり、自覚症状がある場合などはレンズを交換することがあります。

視力が目標にまで達し、角膜の形状が無理なく安定していると判断した時点で、角膜の形状を維持することだけを目的としたレンズ「リテイナー・レンズ」を処方します。このレンズは新たに処方されることもありますが、それまで使っていたレンズをリテイナー・レンズとすることもあります。

また副作用や合併症はでていないかということも同時にチェックしていきます。

8.矯正期間と定期検診 レンズ装用3か月以降

この段階までくると従来の眼鏡やコンタクトレンズは不要となってきますが、このリテイナー・レンズは装用し続けなければなりません。リテイナー・レンズを装用する時間と頻度はこのレンズを処方する以前より少なくなるため、煩わしさは感じにくくなるはずです。

多くの方は「就寝時に装用、日中は裸眼」という生活バターンになると思われますが、個人差があり、1週間に2〜3日就寝時だけでよいケースもある一方、日中にもある程度の時間を装用しなければならないケースも稀にあります。

オルソケラトロジー治療の定期検診は大体1週間、2週間、1か月、3か月、6か月、9ヶ月、1年後に行われるのが一般的です。

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